「机上の空論」とはよく言ったもので、たくさんの資料や数字を目の前にして打合せする諸々は、必ずしも当日の「それ」とはイコールにならないことがたくさんあります。
「結婚式は生もの」という言葉は、聞いたことがあるだけなのか、使ったこともあるのかそんなことは忘れてしまったし、「その瞬間が一瞬のもの」という意味なのか「生きている」という意味なのか、正確に説明しろと言われたら困ってしまうんだけど「コントロールしようなんて、ナンセンス」というような感覚で捉えています。
時間や、そこに集まったたくさんの人の感情を1人のウェディングプランナーがコントロールしようなんて、ナンセンスでしょ。
【進行表通りに進めること】
は、時として正解のようで、そうじゃないようで、それを最大の使命だと思ってしまったらなんだか愛が無いようで、だからこそ、現場の総責任者であるウェディングプランナーと新郎新婦の信頼関係はその日の成功と満足度を大きく左右するキーポイントだと感じています。
「ここって、どれくらい時間が空きますか?」と、仮の段階の進行表を前に、お2人から質問されたとき。
「紙面上では5分です。けど、それはその場になってみないと分かりません。」という答えは、2人が知りたかった答えじゃないかもしれないけど、正直な答え。
「あとは、私を信じて任せてください。」と、私が先に言うのか
「あとは、ユカリさんにお任せします。」と、お2人が先に言ってくれるのか
実は心の中で「どっちだ!?」とニヤつくときがあります。
怪しいですね。完全に。笑
ウェディングプランナーとの信頼関係が、結婚式の満足度を大きく左右するのなら「完璧で綿密な机上の空論」と「絶対的で穏やかな安心感」はウェディングプランナーとして必要な2大必須項目です。
そんなことを考えながら、苦手な発注作業や数字の追いかけっこを頑張る今日。
「大橋さんにとって、結婚式当日はライブですもんね。」と、いつかの新郎さまがサラリと表現してくれた言葉を思い出しながら紙面上の諸々と、当日のイメージを照らし合わせています。
今日と明日もお休みで、GW真っ只中の人も多いのかな。
素敵な連休を!
2017年5月2日
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